サアファーは、どこに。琴引浜
今日の夕方は、曇り空であった。
ノルディックウォーキングが心地よい。
誰もいない海。日中はお天気だったので砂も良く鳴いた。
観光客がほとんど来ないので出番のないサーカスの象の気持ちなのだろうか?
ふと海に目をやると、
何やら黒い物が 3つ
浮いている。
サアファーだ。
山生まれの私は、
海が怖い。
波に乗るサアファーの気持ちが還暦を迎えてもわからない。
風が冷たく感じたので、
戻ることにした。
砂浜に目をやると
小さな貝がらが波の跡のように
曲線を描いていた。
ビーチグラスを宝のようにポケットにいれる。
同じように
プラスチックの破片も
目についた。
元の姿がなんであったかもわからないほど
砕け散っている。
きっとこんな所に
流れ着きたくなかったに違いない。
物いえぬものの気持ちを
少しでも理解できないものだろうか。
琴引浜 画家女将の丸ちゃんより